キリスト教と私

教会員によるキリスト教との出会いの体験談

教会に来られている方々が、どのようにしてキリストに出会い、
どのようにして新しい人生を送るようになったのか、体験談をご紹介します。

2018.08.18

「神様の恵みに生かされて」平野一貫

聞き手:今回は長く信仰生活を送ってこられた平野一貫さんに登場していただきます。平野さんは、10年前に宝塚栄光教会に転入会される前から、クリスチャンとして歩んでおられたのでしたね。
平野一貫さん:はい、もう50年近くもの間、クリスチャン生活を送らせていただいていました。神様の憐みと不思議なお導きがあったのだなと思います。
聞き手:信仰に導かれたのは、先にクリスチャンになっておられた奥様の影響が大きかったのでしょうか。
平野一貫さん:全くその通りです。職場で彼女に出会っていなかったら、私は未だに罪の生活の中にいたのではないかと思います。神様が彼女と引き合わせてくださったと、感謝でいっぱいです
聞き手:礼拝の時、よく車で高齢者の方の送迎をしておられそうですが
平野一貫さん:はい、私も高齢になってきたので、いつまでできるか分かりませんが、背後の祈りと送迎を許されるまで続けたいと願っています。
聞き手:では、お証しをお願いします。

神様の恵みに生かされて

私は現在80才。堂々の後期高齢者です。頭髪は真っ白く薄くなり、物覚えは確実に悪くなり、老眼鏡も手放せなくなって来ています。 そんな肉体的変化の中、まったく変わっていないのは、神様と出会い、罪赦されたキリスト者としての喜びの信仰生活でしょうか。

毎週日曜日には教会に出かけ、兄弟姉妹たちと礼拝を捧げ、お交わりをし、家庭では日々いつも確かなお導きを頂く、神様に感謝しつつお祈りし合う生活です。

私が神様と出会ったのは、小学5年生の夏に、自宅近くで開かれた天幕伝道会に出かけ、美しいカラースライドを見、きれいな歌声を聞いたときだったようですが、その時は全く気が付きませんでした。しかし、その数年後、その伝道会で聞いて覚えていた歌「慈しみ深き友なるイエスは…」にふと気が付き、それが讃美歌だと判ってから、会社の友人に教会を紹介して頂き、日曜日の夕礼拝に出かけるようになり、改めて私を愛して下さる神様の存在を知りました。社会生活を始めて2年目の時でした。

その後、同じ職場で働くクリスチャンの女性に出会い、真剣に求道生活を始めました。聖書研究会や主日礼拝への出席を通し、キリスト教のこと、自分の中にある罪のこと、十字架の意味、神様の大きな愛などについて教えられました。そして私が21才の冬、主日礼拝の中で、「私は、これまで罪を罪とも気が付かず、自分勝手に生活して来ましたが、神様がこんな小さな私をも愛して下さり、御子イエス様を十字架に付けて、罪を贖って下さったことを信じ、イエス様を私の救い主と信じます」と信仰告白し、薄い氷の張る水槽でバプテスマを受けました。大変感動したこと今でもはっきり覚えています。

24才の時、私を教会に案内してくれた女性と結婚し、信仰を深めて来ました。結婚後、娘2人が与えられ、家族4人そろって教会へ出かける楽しい生活も始まりました。やがて娘たちも10代前半でいずれも救われ、名実ともにクリスチャンホームとなりました。好きな聖句に「イエスを信じなさい。そうすればあなたもあなたの家族も救われます」とありますが、その通りになり感謝しました。その後、相次いで結婚した娘たちですが、今は孫たちを連れて、住まい近くの教会に出席できており、嬉しく思っています。

私たち夫婦の願いは、この家族のみんなが一日も早く救われて欲しいということで、日々の祈り合いの中でお願いして来ました。そしてついに嬉しい知らせが届きました。3年前のクリスマスに、長女の娘で、当時高校3年生になる孫が、イエス様を救い主と信じ、バプテスマを受けたとのこと、妻と一緒に喜び、神様に感謝しました。

このように、幼い時に聞いた讃美歌に導かれた私の人生ですが、早くから神様と出会うことができ、いろんな出来事に直面したり、大きな試練に会うこともありましたが、神様はその都度、不思議な導きで守り支えて下さいました。これからもこの信仰生活を大事にし、生かされている間、周りの方々にこの福音を伝えて行きたいと願っています。