わたしのもとに来なさい
マタイ１１：２８
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
7月に入りました。夏が始まる季節です。夏に格別に思い知るのが、疲れです。私たちの体は疲れやすいものです。季節の変化や過酷な環境によって、私たちの体は疲れてしまいます。体だけではありません。心も疲れやすいものです。忙しさ、切実な状況、人間関係のもつれなどによって、私たちの心は疲れてしまいます。
さて、疲れに効く特効薬が、聖書には記されているのをご存知でしょうか。このようなイエス・キリストの言葉です、「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」。キリストが疲れた私たちを休ませてくださる、というのです。どういうことでしょうか。
体や心とは別に、私たちは魂という領域を持っています。魂の部分で、私たちは神様を知り、神様を信じます。どんなに体や心が元気であっても、魂が疲れていると、平安や希望をもって前を向いて生きることができません。逆に、どんなに体が弱り衰え、心が疲れていても、魂が元気でいるなら、前を向いて生きていくことができます。
私たちは、神様によって創造された存在でした。魂が神様と共にいて、神様という供給源によって魂がいつも潤って生きるものでした。しかし、罪が入り、私たちの魂は神様から離れてしまいました。神様という供給源は絶たれ、魂の潤いは失われてしまいました。供給源を失った魂が行き着く先は滅びです。栄養を失った体が死んでしまうように、疲れ果てた心が壊れてしまうように、魂が神様から離れた私たちは滅びるものとなってしまったのです。ところが、神様は私たちが滅びてしまうのを惜しんでくださり、救いの道を与えてくださいました。それが、神のひとり子キリストです。キリストが十字架にかかって死に、死を打ち破ってよみがえってくださったことによって、私たちの魂は滅びから救われることができます。キリストの十字架と復活を信じるならば、私たちの罪は赦され、離れていた神様との関係は回復し、私たちの魂はもう一度神様という供給源をいただくことができます。救われた者は、いつも神様によって魂を潤され、たとえ体や心が弱っても、平安と希望をもって前に進んでいくことができます。
「わたしのもとに来なさい」とは、キリストの救いによって疲れた魂を潤していただきなさい、ということなのです。あなたの魂は疲れていませんか。魂は潤っていますか。そんなあなたにもキリストは語りかけておられます、「わたしのもとに来なさい」と。
教会ではあなたのおいでを心からお待ちしています。