希望のダイヤル

希望のダイヤル / 0797-77-3746

電話で約3分間のテレフォンメッセージを聞くことができます。
同じ内容のものをこちらのページに記載しています。
24時間いつでも電話一本で聞くことができますので、ご家族ご友人にもぜひ紹介ください。

※毎週土曜日に更新されます。

2021.06.19

いなくなっていたのに見つかったのだから

ルカ15:24

こんにちは。ご機嫌いかがですか。

失ってしまって、戻ってくるのを待っていたら、不意に戻ってきて大喜びしたり一安心したことはありますか。私は、ずいぶん前のことですが、駐輪場に停めた自転車にうっかり鍵をかけ忘れたら、しっかり盗まれてしまったことがありました。警察に届け、連絡を待つこと数ヶ月、ある日突然、家の電話が鳴りました。家の前に長い間放置されている自転車があるので、車体に書かれていた電話番号にかけてみたという電話でした。それは、まさに私の自転車でした。数ヶ月間、雨風にさらされてボロボロになってはいましたが、紛れもない私の自転車でした。もちろん、私は飛び上がって喜びました。

聖書にこのようなイエス様の例え話があります。あるところに、父親と息子が住んでいました。ある時、息子が父親に言いました、”相続財産の私の分を今ください”。この息子は、強引に相続財産を受け取ると、さっさと家を飛び出しました。そして、遠い町に行って金を湯水のように使い果たし、とうとう無一文になってしまいました。そうして、どん底に落ちぶれて初めて、彼ははたと気がつきました、”自分はここで何をしているのだろう。お父さんのもとに帰ろう”。彼は家に向かって歩き出しました。一方の父親は、息子が家を飛び出した日から毎日、家の外を眺めながら、愛する息子が今帰るかと待ちわびていました。ですから、ボロボロの身なりで見る影もなくなった息子がこちらに歩いてくるのを見るや、それが愛する我が子だとすぐにわかりました。父親は駆け寄り、抱きかかえるようにして彼を迎えました。そして、こう言いました、「食べて祝おう。この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから」。

この父親とは神様、息子とは私たちのことです。私たちは神様につながった存在でしたが、罪のために神様から離れてしまいました。そんな私たちが神様のもとに戻ることができるように、神様のひとり子キリストが十字架にかかり、救いを完成してくださいました。キリストの十字架を通して、私たちは罪の赦しをいただき、神様のもとに立ち返ることができるのです。大切なことは、私たちがキリストの十字架を信じ、神様のほうに歩み出すことです。はたと気がついた息子が家に向かって歩き出したように、私たちも信仰という足を踏み出すのです。神様は私たちの信仰を喜んで迎えてくださいます。

教会では、新型コロナウイルス感染防止に努めながら、毎週日曜日9時半からと11時から、礼拝を行っています。あなたのおいでをお待ちしています。

 

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