希望の神
ローマ１５：１３
こんにちは。副牧師の岩間篤知です。
先日、テレビのニュースで、全国の自殺者数が増加しているということを知りました。この数が増加するのは10年ぶりのことだそうで、新型コロナウイルスの影響によるところが大きいだろうとのことでした。また、小中高生の自殺者数が過去最多だということも言われており、胸が痛みました。今このメッセージをお聞きくださっている方の中で、ご家族や大切な人を亡くされた方がおられましたら、神様の豊かな慰めがありますようにお祈りいたします。
聖書にこのような言葉があります。「どうか、希望の神が、信仰によるすべての喜びと平安であなたがたを満たし、聖霊の力によって希望にあふれさせてくださいますように」。ここに「希望の神」とあります。神様は希望のお方です。私たちの心に希望を与えることのできるお方です。私たちの心から希望を奪い取るものは何でしょうか。新型コロナウイルスでしょうか。不安定な社会情勢でしょうか。周囲の人々の辛辣な態度や言葉でしょうか。もちろん、そうでしょう。しかし、根本は、私たちの外側にではなく、私たちの内側にあります。私たちの心です。私たちの心がまことの神様から離れている、私たちの心が希望の神様を信じていない、ということなのです。聖書はこの心の状態を罪と呼びます。私たちは、この罪の問題を解決していただく必要があります。この罪の解決を与えるために、神様のひとり子イエス・キリストが私たちのもとに遣わされました。キリストは、十字架にかかって死んでくださり、三日目によみがえられました。私たちは、キリストの十字架と復活を信じることによって、罪の解決と魂の救いをいただくことができます。そして、神様から希望を与えていただき、希望に溢れた生き方を送ることができます。私たちの目に映るものや私たちを取り巻くものがどんなに変わっても、衰えても、失われても、また、予想していなかった出来事に見舞われようなことがあっても、決して変わったり、衰えたり、失われたりすることのない希望です。あなたも、この希望をいただきませんか。キリストの救いをいただいて、希望の神様を信じる者になりませんか。
教会では、新型コロナウイルス感染防止に努めながら、毎週日曜日９時半からと１１時から、礼拝を行っています。あなたのおいでをお待ちしています。