希望のダイヤル

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※毎週土曜日に更新されます。

2018.10.20

すべての人を照らすまことの光

ヨハネ1:9

こんにちは。お元気でいらっしゃいますか。

今からおよそ2000年前、イエス・キリストがユダヤのベツレヘムにお生まれになったころ、世の中は深い暗闇に包まれていました。ユダヤの国はローマ帝国の支配下にあり、まことの神を知らないローマ人の圧政に苦しんでいました。民衆はローマに反感をいだき、急進的な考えを持つ者たちによる暴動が頻発し、そのたびにローマは武力にものを言わせて鎮圧し、民衆は反感をさらに増すという悪循環が繰り返されていました。

人々は、旧約聖書に預言された救い主は、いつ来られるのだろうかと苛立ち、もう神様は自分たちをお見捨てになったのだろうかと諦めるムードが漂い、何とも言えない重苦しい空気が国全体を包んでいました。

そのような時、キリストは、闇を破るようにお生まれになったのです。ヨハネの福音書1章9節に、こうあります。「すべての人を照らすそのまことの光が、世に来ようとしていた。」キリストは、まさにすべての人を照らすまことの光として、この世に来られたのです。

闇と言いましたが、それは世の中の不正や罪悪のことではなく、私たち自身の心に覆いかぶさっている罪の闇です。表面上はきよく、明るく、正しい人間であるかのように振舞っていても、一皮むけば、自己中心で、冷淡で、傲慢な自分です。誰も見ていなければ、平気で不正を行い、そ知らぬ顔をして口をぬぐって、また普通の生活に戻るという自分です。何と深い、底知れぬ闇が、私たちの心の中に巣くっていることでしょうか。そのままでは、私たちは確実に滅びます。「罪の報酬は死です」とローマ人への手紙6章23節にあるとおりです。

そのような私たちを救うために、キリストは、光としてこの世に来られました。光は暗黒の中にあるものを照らし出します。キリストは、私たちの心にある罪を照らし出して示します。光は腐敗を除いてきよめます。キリストは、私たちの罪のために十字架にかかられました。私たちが十字架を信じるなら、私たちの魂から罪が取り除かれます。光は冷たいものを暖めます。キリストは、愛のない冷淡な私たちの心に、神様の愛を与え、神と人を愛する者に造り変えてくださいます。

すべてのものを照らすまことの光として来られたキリストを、そのまま受け入れましょう。

教会では、10月28日(日)午後3時より、工藤篤子賛美コンサートを開きます。“地中海ソプラノ”で知られる工藤篤子さんの歌と、野田常喜さんのピアノをお楽しみいただきたいと思います。入場無料です。あなたのお越しを心からお待ちしています。

 

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