満たしてくださる神
ピリピ４：１９
こんにちは。ご機嫌いかがですか。
ピリピ人への手紙シリーズ第３０回、最終回は、４章１９節です。「また、私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。」とあります。
「私の神」とパウロは親しみを込めて言います。神様は、私たちからかけ離れた遠いお方ではなく、私たちが「私の神」、私が個人的によく知っている神、と遠慮なく言うことができる神様です。
その神様は、私たちの一切の必要を十分に満たしてくださるお方です。私が牧師になるための神学校に行っていた頃、家内が働いて生活を支えてくれました。しかし、経済的に厳しく、明日からどうやって食べていこうかというときもありました。しかし、思いがけないところからお金が送られ、不思議なように支えられました。神様が必要を与えてくださったと感謝したことを忘れることができません。
神様は、私たちが心から信頼していけば、私たちの一切の必要を満たしてくださいます。なぜなら、神様は私たちを愛してくださっているからです。そして、神様は豊かな富をお持ちだからです。神様は物惜しみされません。豊かに与えてくださいます。
しかしここで、私たちの必要とは何かを、もう少し掘り下げて考えたいと思います。衣食住が足りていれば、それでいいでしょうか。前から欲しいと思っていた物が手にはいれば、満足でしょうか。私たちにとって本当に必要なものとは、永遠のいのち、つまり罪と滅びからの救いです。どんなにお金があっても、罪をもったままでは、真の平安はありません。どんなに高い地位につき、名誉を獲得しても、罪の問題に解決がついていなければ、天国には行けません。私たちが何を差し置いても、まずいただかなければならないのは、罪の赦しと永遠のいのちです。
どこに行けばいただけるでしょうか。キリストのもとです。私たちの罪のために身代わりに十字架について死に、よみがえってくださったキリストのもとです。罪を悔い改め、十字架が私のためだったと信じれば、私たちはどんな人であっても、罪がすべて赦されます。この魂の救いこそ、神様がご自身の栄光の富の中から、私たちに十分に与えたいと願っておられるものです。
そのままでキリストのもとにおいでください。必ず豊かに赦され、豊かにきよめられ、豊かに満たされます。あなたの上に、栄光に富む神様の祝福がありますようお祈りいたします。
教会では、毎週日曜日、午前１０時半より礼拝を行っています。どなたでもおいでいただける、開かれた集いです。ぜひ一度おいでください。