希望のダイヤル

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2015.12.19

ここに愛があるのです

Ⅰヨハネ4:10

クリスマスおめでとうございます。私たちのために神の御子イエス・キリストがお生まれくださったことを心から感謝しましょう。

キリストは今からおよそ2000年前に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになりました。神が独り子キリストをこの世にお遣わしになったのです。何のためでしょうか。私たちに神の愛を伝えるためです。

愛にもいろいろあります。親子の愛、友だちとしての愛、異性の間の愛…。“愛”という言葉には、とても美しい響きがあります。愛は、人の心を温め、慰め、励まします。愛がなければ、私たちはこの世の中で、生きていくことはとても出来ないでしよう。

しかし、愛は、時には憎しみに変わることがあります。そして、人を癒すはずの愛が人を傷つけ、人を生かすはずの愛が人を殺すということが、往々にしてあるのです。なぜでしようか。それは、その愛が人間から出た愛だからです。どんなに“あなたを愛しています”と言っても、結局は、自分が愛されたい、自分が満足したい、自分がいい思いがしたい…というように、全部自分に向かってくる愛なのです。ですから、自分が傷つけられたり、追いつめられたりすると、愛が憎しみに変わったりするのです。人間の愛の限界です。

神の愛は、全く違います。新約聖書のヨハネの手紙第一4章10節に、こう書かれています。「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。」

神は私たちを愛していてくださっています。その愛は、報いを求める愛ではなく、私たちを一方的に愛してくださる愛です。自分に向かう愛ではなく、相手に与え尽くす愛です。私たちが、神を知らず、また知ろうともせず、神に敵対し続けていたときに、私たちのために、御子イエス・キリストをお送りくださいました。「なだめの供え物」としてです。私たちの上に下されるはずの神の怒りを鎮めるための生け贄という意味です。

キリストは、罪のない神の御子でしたのに、十字架にかかって死なれました。私たちの受けるべき裁きを、代わって受けてくださったのです。それが、私たちが、罪を赦され、裁きから免れる唯一の道だったのです。ここにこそ、真の愛があったのです。この真の愛を現すために、神はキリストを私たちの所に遣わしてくださったのです。

あなたは、この愛をご存じでしようか。あなたに向けられている愛です。あなたが今、どういう状態であっても、神様はあなたをとことん愛されるのです。どうぞ、この愛をお受け入れください。

教会ではあなたのおいでを心からお待ちしています。

 

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