御業を完成される主
ピリピ１：６
こんにちは。ご機嫌いかがですか。
ピリピ人への手紙からの連続メッセージ第３回は、１章６節です。「あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。」
子どものころ、親にプラモデルを買ってもらったことがあります。まだ幼かったので、戦争の恐ろしさを知らず、かっこいいという理由だけで買ってもらったゼロ戦のプラモデルでした。説明書を見ながら、一人で一生懸命組み立てました。細かいところは、なかなかうまくいきません。そのころから、あまり根気強くなかったのでしょう、細い部品が接着剤でうまくつかないと、イライラし、やけを起こして、いくつかの部品を投げ捨ててしまいました。そのような調子で作ったプラモデルですから、おおよその形は整っても、細かく見ると不完全です。しばらくは部屋に飾ったり遊んだりしていましたが、未完成のゼロ戦は、気まぐれな主人によって、やがて捨てられてしまいました。
ひとつのものを完成するということは、大変なことです。熱意と忍耐が必要です。神様は、私たちのうちに始めてくださった良い働きを、最後まで完成してくださるお方です。私たちのうちに始めてくださった良い働きとは何でしょうか。魂の救いです。私たちは、罪のために滅び行く者でしたが、神様は私たちを愛してくださり、御子キリストをお送りくださいました。キリストは罪のない神の御子でしたのに、私たちの罪のために身代わりとなって十字架で死んでくださいました。私たちが自分の罪を認め、悔い改め、キリストの十字架が私のためだったと信じるなら、どんな罪も赦され、私たちは救われます。
この救いの御業を始めてくださった神様は、その御業を必ず完成してくださいます。キリスト・イエスの日が来るまでに、つまり、キリストが世の終わりにもう一度来られる日までにです。キリストが再び来られることについては、また機会を改めてお話したいと思いますが、私たちのうちに始められた救いの御業は、決して未完成のまま終わることはありません。今はどんなに未熟で、弱くて、情けないような自分だと感じても、真実な神様は、必ず完成してくださるのです。あなたも、うちに救いの御業を始めていただきませんか。
教会では、５月１日（日）午後４時より、チャペルコンサートを開きます。友枝良平さんによるオカリナと揚琴のコンサートです。入場無料です。ぜひお集いください。