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2014.02.01

自分の心に語り、静まれ

詩篇4:4

こんにちわ。ご機嫌いかがですか。

キレやすい人が増えてきているように思います。些細なことで口論になり、相手を刺してしまった、などという事件が相次ぎます。年齢の高い低いにかかわらず、すぐに自分を失い、見境がつかなくなり、取り返しがつかない事をしてしまう傾向が強まっているように思えてなりません。

旧約聖書の詩篇4篇4節に、こうあります。「恐れおののけ。そして罪を犯すな。床の上で自分の心に語り、静まれ。」「罪を犯すな」と言われても、私たちはすぐに罪を犯してしまいます。罪など犯したいと思わないのに、つい犯してしまいます。私たちの魂が弱いからです。しかし、ここで言われる罪とは、社会的な犯罪のことです。実際的に人を傷つけたり、人のものを奪ったりすることです。

旧約聖書の創世記に出てくる、カインとアベルのお話をご存じですか。二人の兄弟は、ともに神様にいけにえを献げましたが、神様は弟アベルのいけにえを受け入れられたのに、兄カインの献げ物は受け入れられませんでした。怒りと憎しみに満ちたカインは、誰も見ていない所で、アベルを打ち殺してしまいました。怒りのあまりとんでもない罪を犯してしまったのです。

聖書は、「床の上で自分の心に語り、静まれ。」と言っています。カインは、怒る前に、静かに自分の心に語り、顧みるべきでした。なぜ神様は自分のいけにえを受け入れられなかったのかを、考えるべきでした。神様は決して人を偏り見られる御方ではありませんから、カインの心や生活に、神様に喜ばれない何かがあったはずです。静かに神様の前に出て、そこまで心を探られるべきだったのです。

私たちも、怒る前に、静かに神様に心を照らしていただきましょう。そして、もし心にしこりがあるなら、十字架の血潮を仰いで赦していただき、正しい心にしていただきましょう。キリストは、罪のない神の御子でしたのに、私たちの罪のために、血を流して十字架で死なれたのです。このキリストを信じて罪からの救いをいただき、人を赦す心を与えていただきましょう。

教会では、毎週日曜日、午前10時半より主日礼拝を行っています。どなたでもおいでいただける、開かれた集いです。どうぞおいでください。心からお待ちしています。